[2002.03.06]
  ユビキタス,その本質


 ▼【IDFレポート】ユビキタス実現へ大きく前進-インテリジェント・ローミング(MYCOM PC WEB)
  http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/03/05/16.html


 1km先と,1万km先を同じにすること。言語,文化,風習,差別,敵対,それらすべてを捨てること。ハンパな地球を捨て去ること。

 インテル社の開発者会義では,いつでもどこでも同じようなコンピューティング環境を実現するユビキタス・コンピューティングが大きなテーマのひとつだ。実際に開発者会議の会場周辺は,どこでも高速接続回線を利用できる。しかもインテルは,それぞれの場所で接続を変えなければいけない点も解決しようとしている。

 街中でネットに接続しようとして、携帯電話を取り出して,アダプターやPCカードをとり出して,つないで…というのは全然スマートぢゃない。その場所その場所で環境設定画面を呼び出して,接続方法を変えて…というのも同様だ。ネットワークは,一歩先であろうと,地球の裏側に行こうと,なにも手を加えずにアクセスできるものでなくてはいけない。なぜか? ネットワークは,空気と同じだからだ。

 今の世界には国という境がある。だが,同じ思想の人間が集まった国をつくったわけでなく,生まれた地が違うだけで人間の中身はたいして変わらない。もし今,地球人口を再編成してもいいなら,世界統一の政治と言葉が促されるだろう。こことあそこで言葉が違うのは,それによって国民に国という区別を植え付けること以外に利益はない。とはいってもそんなことは無理なのはわかっている。その代わりが,ネットワークだ。こことあそこをつなげること,あの人と私をつなげること,境となるものがなにもないこと。ユビキタスの追求の本質は,そこにある。


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